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教授 野口 高明 Takaaki Noguchi
2021年3月に京大に赴任しました。地球外物質の研究を30年以上にわたって行ってきました。私の研究の研究では,手に取れるような試料サイズから原子レベルまでの様々なスケールでの各種地球外物質の岩石鉱物学的な観察・分析を基本にして研究を進めています。そして,同位体分析や有機物の分析を加えて,総合的にこれら物質の起源・形成条件を明らかにしようとしています。京大では同位体や微量元素の分析という点で,伊藤さんとの研究協力体制を構築していきたいと考えています。初期太陽系における物質進化から大気の無い天体表面での現在起きている過程までを対象としています。
研究概要
25年近く前に,将来の太陽系探査における回収試料は数十ミクロンサイズが主になると見越して,南極微隕石(AMMs: Antarctic micrometeorites)という微小地球外物質の研究を始めました。この分野では日本の草分けと思います。従来,成層圏から回収されるIDPs (interplanetary dust particles)とよばれる微小地球外物質に含まれる彗星起源の塵とされる物質の研究は,地表まで到達したAMMsではできないとされてきました。しかし,私はAMMsでも彗星塵の研究ができることを示しました。現在は,鉱物学・宇宙同位体化学・有機宇宙化学・赤外天文学といったいろいろな分野の研究者と,小惑星と彗星の遷移天体についての理解を深めようと研究を行っています。それから,はやぶさ初号機試料の研究では宇宙風化とよばれる現象を調べてきました。はやぶさ2号機試料の研究では,小惑星リュウグウにおける宇宙風化を解明すべく,Min-Pet Fine班(別名,砂の物質分析班)の班長として国内外の研究者と共に研究を行おうとしています
好きなこと
散歩しながら写真撮影,音楽を聴くこと,美術鑑賞,読書
座右の銘
人から習っているうちはまだ本物じゃない
一言
人と違うことをいうのを躊躇しない

准教授 伊藤 正一 Shoichi Itoh
宇宙地球化学では、超微量元素分析技術を駆使し、地球外物質に含まれる超微量始原水の同位体測定や太陽系開闢時代の隕石年代学を通じて、46億年にわたる太陽系や地球の起源や進化を明らかにしようと日々研究を行っています。太陽系の起源や進化を解明するため、地球外物質(隕石、IDP、リターンサンプル等)を構成している鉱物—水—有機物が、それぞれ、どのような形態で存在し、どのように進化してきたのかを解読することを目指しています。
研究概要
表面分析技術の二次イオン質量分析法などを駆使し,鉱物やセラミックス中の水素からウランまでの分布や定量分析を通じて,以下のようなテーマに取り組んでいます。材料科学,生命科学分野との共同研究も積極的に行っています。
- 結晶中の水素拡散挙動の解明
- 隕石組織学を用いた実験宇宙化学と同位体宇宙化学の融合研究
- 約46億年前の太陽系における始原水の起源と進化の解明
- 太陽系開闢時代の隕石年代学
好きなこと
犬と散歩(減量)、自転車(減量)、運転(装置全般)、飛ぶこと(ハンググライダー(二十年前))、ラーメン、けん玉
座右の銘
石橋を叩いてわたって叩き割る
一言
研究は、99%の失敗があるからこそ、残り1%の驚きと感動が楽しい


博士課程 吉元 史 Chikashi Yoshimoto
出身
広島県
研究テーマ
鉱物中の水素同位体拡散
研究業績
趣味・特技
趣味:ドラム ベース ライブ鑑賞(rock,punk) 絵画鑑賞 お酒
特技:無駄話
一言
Live Long and Prosper!

修士課程 北村 悠樹 Kitamura Yuki
出身
大阪
研究テーマ
雪の凍結乾燥残留物中の宇宙塵
研究業績
なし
趣味・特技
読書 SF 珈琲
頑張りたいこと
論文

修士課程 保住 悟 Hozumi Satoru
出身
神奈川県
研究テーマ
未定
研究業績
なし
趣味・特技
サッカー観戦、散歩、カラータイル
一言
卒業できるように頑張ります